ガバナンス

 

コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方

「東テクグループはこころ豊かな快適環境を創造します。」を存在意義に掲げる当社グループにおいて、株主や投資家、顧客、取引先や従業員といったステークホルダーの信頼に応え、中長期的な企業価値の向上を実現するためには、公正かつ透明性の高い企業経営が不可欠であるとの認識に立ち、より実効的なコーポレート・ガバナンスの構築に継続的に取り組んでいきます。

コーポレート・ガバナンス体制

当社は、監査等委員会設置会社です。その機関設計のもと、取締役会の監督機能の強化を進めています。 また、経営の意思決定・監督機能と業務執行機能の明確化ならびに業務執行の迅速かつ機動的な経営を行うことを目的とし、執行役員制度を導入しております。

コーポレート・ガバナンス体制

取締役会

取締役会は、取締役9名(うち社外取締役4名)で構成されており、毎月1回の定時取締役会のほか必要に応じて随時開催しています。取締役の任期は1年であり、経営責任を明確化しております。社外取締役は独立した立場、かつ客観的・専門的見地から、それぞれ有用な指摘・意見を取締役会で述べ、社外役員に期待される役割を果たしています。 取締役会は、重要な業務執行の決定と取締役の職務の執行の監督を行うことにより、経営の効率性の向上と業務執行の適法性・妥当性の確保に取り組んでいます。

2023年度 取締役会への出席状況
役職名 氏名 出席状況
取締役会長 草野 和幸 17回/17回(100%)
代表取締役社長 長尾 克己 17回/17回(100%)
取締役専務執行役員 金子 清貴 17回/17回(100%)
取締役専務執行役員 小山  馨 17回/17回(100%)
社外取締役 斎藤 政賢 17回/17回(100%)
社外取締役 宇佐美 敦子 17回/17回(100%)
取締役
(常勤監査等委員)
中溝 敏郎 17回/17回(100%)
社外監査役
(監査等委員)
荒田 和人 17回/17回(100%)
社外監査役
(監査等委員)
神尾 大地 17回/17回(100%)

監査等委員会

当社は、より透明性の高い経営を実現し、国内外のステークホルダーの期待により的確に応えうる体制の構築を目指すため、2023年6月28日開催の第68回定時株主総会の決議をもって、監査等委員会設置会社へ移行しました。監査等委員会は、常勤監査等委員1名と社外監査等委員2名で構成されています。監査等委員は、監査等委員会が定めた監査方針・監査計画に従い、ガバナンスの実施状況の監視、取締役会その他重要な会議への出席、取締役の職務執行の監査、重要な決裁書類の閲覧及び事業所の往査等を実施しており、また、会計監査人及び内部監査部門と連携する等、実効性ある監査により取締役の職務執行の監査に努めています。 社外取締役である監査等委員は客観的・専門的見地から、また、常勤の監査等委員は当社における豊富な経験に基づき、業務に精通した立場から、それぞれ監査を行っており、監査の実効性を高めています。

指名・報酬委員会

取締役の指名・報酬等に関する手続の公正性・透明性・客観性を強化し、当社コーポレートガバナンスの充実を図るため、取締役会の諮問機関として、過半数を独立社外取締役で構成する指名・報酬委員会を設置しております。

2023年度 指名・報酬委員会への出席状況
役職名 氏名 出席状況
社外取締役
指名・報酬委員会
委員長
斎藤 政賢 3回/3回(100%)
社外取締役 宇佐美 敦子 3回/3回(100%)
代表取締役社長 長尾 克己 3回/3回(100%)

経営会議等

経営会議は、取締役9名と執行役員で構成しています。当社の経営戦略その他重要事項について審議や課題共有を行い、迅速な業務執行を可能とする体制を構築しております。加えて、当社グループを取り巻く各種の経営課題に対応するための専門委員会として、リスク管理委員会、コンプライアンス推進委員会、サステナビリティ委員会を設置し、それぞれの活動を推進するとともに取締役会への報告等を実施しています。

取締役会の実効性評価とプロセス

当社では、取締役および監査役の全員を対象に年1回の頻度で取締役会全体に対するアンケートを実施し、取締役会の実効性に関する分析・評価を行っています。 具体的には、取締役会の構成や運営方法、監査機関や社外役員との連携状況など、取締役会に関連する全般的な事項について取締役および監査役を対象とした調査を行ったうえで、その分析結果について取締役会での評価を行っております。なお、調査対象者から忌憚のない意見を引き出すため、匿名にてアンケート調査を実施し、調査結果の回収・集計・分析は外部機関に委託しています。 直近2024年3月には以下の内容について、アンケート調査を実施しました。
  • 取締役会の役割と機能
  • 取締役会の構成と規模
  • 取締役会の運営
  • 監査機関との連携
  • 経営陣とのコミュニケーション
  • 株主及び投資家との関係
上記のアンケートの回答内容を分析し、主に以下のような評価結果が得られました。
  • 取締役会の構成、運営が適切である。
  • 役員報酬が適切なプロセスを経て決定されている。
  • 社外役員が自身の経験や専門的知識を生かし発言している。
  • 取締役会資料の事前共有や事前説明に課題がある。
  • 子会社を含めた監督、監視体制に関する議論が尽くせていない。
  • 当社事業への理解を深めるための社外役員向けトレーニングの機会が少ない。